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23129D | 京都・金沢・石巻 ―石と景観の話―

受付終了

講座概要

講座番号 23129D
開催日 2023/04/21(金)2023/05/19(金)
回数 全4回
定員 20
カテゴリー 花・緑
開講期 前期
時間 13:00~14:30
受付期間 2023/03/09~2023/04/13
受講料 6,000円 (学生:6,000円)
キャンパス 代田キャンパス

講座内容

日本は、各地に特徴のある石が産出し、その石を多年利用してきた特色ある景観が各都市に見られます。

京都市で御所の庭や枯山水に使われてきた白川砂(花崗岩)、金沢市で城石垣や兼六園の施設に使われてきた赤と青の戸室石(安山岩)、金沢市で武家屋敷の土塀や用水路の護岸に使われてきた玉石を割った胴割石(安山岩ほか)の石積み、そして石巻市で神社境内の鳥居に使われてきた暗灰色の井内石(粘板岩)。

石の特徴と産地を知り、歴史的にどのように使われてきたかを知ることで景観への理解が深まり、旅の楽しみが増します。毎回、カラ−写真の豊富なプリントを配布し、ていねいに解説します。


講座関連画像

持ち物

筆記用具

講座スケジュール

実施日 講義内容 講師
1 2023/04/21 京都の白川砂:北白川 京都御所 銀閣寺 龍安寺ほか 産地と利用事例の解説 小林 章
2 2023/04/28 金沢の戸室石:戸室山 金沢城 兼六園 ひがし茶屋街ほか 産地と利用事例の解説 小林 章
3 2023/05/12 金沢の胴割石:犀川・浅野川 長町武家屋敷跡 鞍月用水ほか 産地と利用事例の解説 小林 章
4 2023/05/19 石巻の井内石:牧山 大島神社 零羊﨑神社 鹿島御児神社ほか 産地と利用事例の解説 小林 章

講師紹介

小林 章
東京農業大学 名誉教授
1974年東京農業大学農学部造園学科卒、1996年博士号取得(農学)。
1999年日本造園学会賞(研究論文部門)受賞。 東京都庁勤務を経て1977年東京農業大学助手、専任講師、助教授を経て2002年東京農業大学教授、2016年東京農業大学名誉教授。 主な論文:1982年「造園材料としての白川砂の研究」、2002年「金沢における戸室石利用の意義」、2009年「金沢における胴割石積みの利用の展開」、2011年「近代の石巻における神社境内の井内石製施設の展開」。

小林 章