24229D | 上野恩賜公園と横浜港の公園 ー歴史的公園の魅力を見学-
講座概要
講座番号 | 24229D |
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開催日 | 2024/10/18(金)~2024/11/08(金) |
回数 | 全4回 |
定員 | 12 |
カテゴリー | 趣味・教養 |
開講期 | 後期 |
時間 | 13:00~14:30 (2・4回目は15:00 終了) |
受付期間 | 2024/09/10~2024/10/08 |
受講料 | 8,500円 (学生:8,500円) |
キャンパス | 代田キャンパス |
講座内容
上野恩賜公園と横浜港の公園は、身近すぎて、その真価は案外知られていないものです。
この講座は座学と見学を組み合わせ、歴史的公園の魅力を探訪します。
座学では図・写真豊富な資料を配布して解説します。
上野恩賜公園は、江戸時代には全域が東叡山寛永寺の境内でした。
清水観音堂・五重塔・上野東照宮の重文3棟が現存し、大仏の遺構もあります。
明治に東京初の公園になり、博物館・美術館・演奏会場等、観賞価値の高い名建築が次々に建設されました。
国立西洋美術館は世界遺産、東京国立博物館の表慶館・本館・東洋館は明治・昭和戦前・戦後の三様の魅力。
では寛永寺の境内がなぜ公園になったのでしょう?
江戸から東京の近現代へ、太平洋戦争の空襲を免れた上野恩賜公園は、造園と建築の重厚な歴史が見られます。
横浜公園は幕末の居留地にできた公園でした。神奈川県庁舎は震災復興期の建築。
「象の鼻」は開港当時の防波堤の復元です。豪華客船が接岸する大さん橋の屋上は現代の港湾緑地で、ウッドデッキからは大展望。臨海公園の山下公園とホテル・ニュ−グランドは震災復興期の建設でした。戦後開園の港の見える丘公園から外国人墓地へは、レトロな魅力の洋風建築が何棟もあります。
横浜開港、震災復興、戦後復興、現代の発展へ。
数々の公園緑地と建築を巡ると、幕末から近現代まで横浜港と異国との文化的交流を実感できます。
上野恩賜公園の見学は西郷隆盛像に集合、横浜港の公園見学はJR関内駅前に集合、見学後は現地解散になります。
持ち物
筆記用具
対象
18歳以上
注意事項
本講座は、2、4回目に見学に行きます。当日は、現地集合・現地解散になります。
また、入園料(東京国立博物館1,000円、上野東照宮500円、横浜開港資料館200円)が別に必要となります。
講座スケジュール
回 | 実施日 | 講義内容 | 講師 |
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1 | 2024/10/18 | 座学:上野恩賜公園と名建築の歴史。公園と建築の見どころ | 小林 章 |
2 | 2024/10/25 | 見学:上野恩賜公園と江戸時代の社寺、近現代の博物館・美術館等名建築 | 小林 章 |
3 | 2024/11/01 | 座学:横浜港の公園と洋風建築の歴史。公園と建築の見どころ | 小林 章 |
4 | 2024/11/08 | 見学:横浜公園⇒横浜開港資料館⇒大さん橋⇒山下公園⇒港の見える丘公園 | 小林 章 |
講師紹介
- 小林 章
- 東京農業大学 名誉教授
- 1974年東京農業大学農学部造園学科卒業、東京都港湾局に勤務し海上公園の建設を担当。
1977年東京農業大学助手、専任講師、助教授を経て教授。1996年博士(農学)(東京農業大学)。1999年日本造園学会賞(研究論文部門)受賞。2016年東京農業大学名誉教授。 主な著作:2002年「山下公園の造園建設技術」(共著論文)ランドスケ―プ研究65(5) 2003年「造園の施設とたてもの 材料・施工」コロナ社 2016年「都市公園技術標準解説書 平成28年度版」(検討委員)(社)日本公園緑地協会