25130D | 腸内フローラの基礎を知り、プロバイオティクスを有効活用するために
講座概要
講座番号 | 25130D |
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開催日 | 2025/05/17(土)~2025/05/31(土) |
回数 | 全3回 |
定員 | 40 |
カテゴリー | 趣味・教養 |
開講期 | 前期 |
時間 | 10:00~12:00 |
受付期間 | 2025/03/07~2025/05/07 |
受講料 | 8,000円 (学生:8,000円) |
キャンパス | 代田キャンパス |
講座内容
腸内フローラと健康とのかかわりについて、近年とみに関心が高まっており、「腸活」や「菌活」といった言葉も一般的になっています。生命科学領域においても、腸内フローラが生体の様々な機能に影響を及ぼすことが明らかにされています。
プロバイオティクスは、人体に有益な働きをする生きた微生物、もしくはそれらを含んだ食品のことを言います。
主に乳酸菌やビフィズス菌が知られていますが、これらの微生物の総称がプロバイオティクスです。
1991年に特定保健用食品制度が発足し、多くの乳酸菌飲料やヨーグルトが腸の調子を整える食品として商品化されました。
近年では研究が進み、整腸作用だけでなく様々な疾病の症状低減や予防に有効であることが示唆されています。
また、薬などの医療に依存しない方法による未病状態の予防とQOLの向上が求められる中で、健康食品への関心と需要はさらに拡大する方向です。
本講座では、腸内フローラの健康に及ぼす作用、「健康食品」としてのプロバイオティクスの有効性とその作用メカニズム、などを科学的根拠に基づいて説明します。
画期的な進展の見られる研究の今後の方向性やプロバイオティクス用途の広がり、安全・安心への保証などの話題を取り上げます。
持ち物
筆記用具
対象
高校生以上
講座スケジュール
回 | 実施日 | 講義内容 | 講師 |
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1 | 2025/05/17 | 腸内フローラの基礎:複雑多様な微生物生態系、病態における異常、主要な規定要素としての食 | 野本 康二 |
2 | 2025/05/24 | プロバイオティクスやプレバイオティクス:その有用性や裏付けとなる作用メカニズム | 野本 康二 |
3 | 2025/05/31 | プロ(プレ、シン)バイオティクスの臨床応用、次世代プロバイオティクスの可能性 | 野本 康二 |
講師紹介
- 野本 康二
- 東京農業大学 客員教授
- 1979年 東京農工大学農学部獣医学科卒
2017年〜2022年 東京農業大学生命科学部分子微生物学科教授
腸内フローラおよびプロバイオティクスを専門とする